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底辺社会人の戦い

9年間派遣社員を点々としてきた話 派遣のメリットとデメリット

こんばんは、あろんです。

また暑さが少し戻って来ましたね、久しぶりに寝苦しい夜でした。

 

今日は9年間派遣社員として各会社を点々としてきた私の話と、そこで得たメリットとデメリットについて職歴と合わせて話をしてみようと思います。

 

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職歴

その前に簡単に私の職歴を書いておこうと思います。

失業中というのはこのブログの中でも何度か触れておりますが、現在失業給付を受けながらバイトで食いつないでいるところです。

転職歴が10社を超えたというのも話題にしますが、並べると壮観です。。

 

2008年4月~2009年4月 国立保養施設で給仕

2009年5月~2010年2月 地元パソコン教室でインストラクター

2010年3月~2011年3月 地方銀行での事務

2011年6月~2012年11月 食品配送業者で軽作業

2012年11月~2015年3月 独立行政法人で事務

2015年4月~2015年9月 大手製造会社で事務

2015年9月~2016年8月 病気療養のため休職

2016年8月~2017年9月 正社員で大手保険会社営業

2017年11月~2019年5月 大手家電メーカーの修理工程→事務

2019年6月 正社員で事務職として勤めようとアルバイトで入社するが3週間で退職

 

このうち派遣社員になったのは銀行事務からでした。

ほとんどが1~3年での期間で、有期雇用派遣ですので3年以上働いた職場はありません。

ほとんどが一時的な人手不足の解消としての契約でしたので、無期雇用での契約し直しや正社員登用などにはなりませんでした。

最後の3週間で退職の話もまたいずれ…。

 

もともとは事務は未経験だった、未経験でも道はある

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今でこそ事務職をメインに仕事を探していますが、初めての就職は事務とは全く関係のない飲食施設での給仕でした。

元々私は商業系の学校出身で、事務職やパソコンを使った情報処理の仕事に憧れていました。

ここでは始め事務職も出来ますという触れ込みで、初めての内定で舞い上がっていた私はそのまま就職を決めますが、その職場では結局事務はおろか電話にもパソコンにも触れることはありませんでした。

そこで次は本格的に事務職をしたい!と思い、地元のパソコン教室に事務員兼インストラクターとして就職しました。

そこでも結局事務をすることはほとんどなく(事務は一切教室長という名の社長が行っていました)インストラクターとして勤務しました。

その職場も私が就職してからほどなくして、教室の運営が成り立たなくなり倒産という形になりましたが。

この当時は失業保険をもらうという頭もなかったので、次の仕事を探さなくてはと躍起になっていました。

この時点では事務職の経験はほとんどなく、パソコンの操作スキルだけは人に教えられる程に身についていたくらいです。

しかしMOSはspecialistを取らせて頂いたり、パソコンのスキルはかなり上達した期間ではありました。

事務スキルが身に付いたなと思うのは独立行政法人での事務で、こちらではまさに一般事務!と言い切れる仕事をさせていただきました。

ここでは事務職自体は未経験でもOK、パソコンスキルとコミュニケーション能力を評価していただけました。

未経験ながらしっかり事務職の経験を積むことが出来たのはこの派遣経験のおかげです。

 

なぜ派遣社員になったのか

事務職をしたいという明確な夢があったので、それに沿った形に就職活動をした結果、派遣社員に落ち着いたという形が正しいでしょうか。

当時から広島県、ひいては地元のエリアでは正社員で事務職というのは求人自体がほとんどありませんでした。

広島県で事務職を探すことについてはこちらの記事もどうぞ。

hokahokaokome.hatenablog.com

 ハローワークに通うもなかなか良い求人に巡り合えず、次の仕事も決まらないなか、ふと地域の求人情報誌に乗っていたのが派遣デビューのきっかけとなった銀行事務でした。

銀行事務って今でも結構レアだと思いますが、この時は銀行の裏方事務の部署で退職があったり育児休暇があったりで、急ぎ欠員を補充する必要があったのだと伺いました。

その時登録した派遣会社は地元の小さな派遣会社でしたが、他に応募している方もいましたが、事務スキルよりもパソコンを使ったシステムへの順応が早いだろうという点を買って頂き、すぐ派遣が決まりました。

ここではシステムを使った同じ業務が多かったので、ここでも思い描いていた事務業務は出来ていませんでした。

 

登録してある派遣先

最初に登録した派遣会社はその次の食品配送業者に派遣していただいてからはほとんど関わりがありませんが、今も複数の派遣会社に登録してあります。

 

アデコ

スタッフサービス

テンプスタッフ

・日研トータルソーシング

 

この辺りは大手の派遣会社で、事務求人も非常に多くなっています。

アデコは最後に仕事をさせていただいてから大分時間が経過していますが、定期的に現在の就業状態を確認してくださり、良い案件があれば紹介をしてくださっています。

スタッフサービスは直近で利用していたこともあり、最近も密に求人情報を連絡してくださいます。(なかなか良い条件には巡り合えないのですが…)

テンプスタッフとはまだお付き合いがないのですが、こちらも事務求人はかなり豊富に取り扱っていると思います。

日研トータルソーシングは事務職というよりは製造業寄りの派遣会社で、デスクワークというとシステムエンジニアだったり、資格を必要とする仕事が多いです。

特に日研は無期雇用派遣がメインですので、有期雇用の前3社よりは福利厚生が手厚く、在席中は非常に助かりました。(ちょうど病気をしていた期間だったので…)

 

派遣会社は複数登録しておくのに利用料が発生したりとかはないので、就職・転職に迷っている場合は気になる求人がから複数登録しておくのが良いと思います。

人手が欲しい企業は派遣会社に複数募集をかけていることもありますが、条件は派遣会社で違うこともあります。

この他にも地元の派遣会社等で何件か登録はしてありますが、この4社からの求人情報が一番多いのは揺るぎないですね。

逆に地元の派遣会社ならではの求人が紹介されることもあるので、登録しておいて損はないでしょう。

ただどこの会社もある程度こちらから応答しないと自動メール等以外での連絡はほとんど来なくなります。

気になる求人があればまず連絡を取っておきたいですね。

 

派遣のメリット、デメリット

 

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なんだかんだと9年間派遣を点々としてきていますが、9年働けるだけのメリットはもちろんあります。

もちろんこのメリットは主観なのですが…。

派遣のメリット

早く決まりやすい

とにもかくにもこれだと思います。

正社員求人の場合、ハローワークならまずはハローワークに紹介をお願いして、ハローワーク紹介状を頂いた上、書類を用意して期日までに送付します。

書類選考があり、面接があり、長引けばさらに面接があり…これで決まればいいのですが、決まらなければこの期間は無駄な期間にもなってしまいますよね。

派遣の場合、登録した段階で履歴書や職務経歴書は作成されていますので、応募をすればすぐに日程調整のあと企業見学になる場合がほとんどです。

よほど自分のスキルと企業側が欲しいスキルがミスマッチしていない限りは、企業見学まではすんなり、企業側も急いでいる場合があるので、すぐに働き始めることが出来ることもあります。

高時給

この部分はメリットでもありデメリットでもあるなとも思いますが、時給が高いこと自体はメリットだと思っています。

事務派遣の場合ほとんどが時給は1000円以上、高いものであれば1600円になる求人もあります。

アルバイトやパートでも事務求人はありますが、その場合は最低時給~900円がほとんどでしょうか。

福利厚生は正社員なみ

正社員とまったく同じ待遇というわけではありませんが、必要最低限の保証はもちろんされています。

1か月を超えない短期の派遣や、扶養内での就労を予め進言しておかない限り、雇用保険・健康保険・厚生年金などの社会保障は必ず加入してもらえます。

また有給休暇も半年で10日程度もらえますし、派遣会社によっては翌年繰り越しや長期休暇時に消化することもできます。

休暇の規定は派遣会社にもよりますが、中には女性に嬉しい生理休暇等がある会社も。

また有期雇用でも昇給があったり、無期雇用派遣の中には寸志やボーナスがある会社もあるそうです。(私は未経験ですが…)

製造系で多いのは寮があったり(寮費は会社が全負担)、引っ越しなどのサポートをしてくれるところもあるみたいですね。

違う仕事を回されにくい

これも正直メリットでありデメリットでもあるかなと思います。

正社員と違って派遣社員「この仕事をします」という契約で派遣されてきていますので、あんまりあれこれ出来ます!と自分から主張しない限り多くの仕事は振られません。

逆に言えばそれ以外の仕事もやりたい!色んなことを評価してほしい!と上昇志向な方には向いていないかもしれません。

ただし派遣にも会社や契約によっては昇給もあり、それには派遣先企業の評価が必要になります。

あの人はしっかり働いてくれるという企業側の紹介から昇給に繋がることもあるみたいですね。

正社員への道も

派遣契約が終了してからも無期雇用派遣になったり、企業から正社員登用のオファーがあることも珍しくはありません。

最近は紹介予定派遣として、最初から契約終了の際は正社員として登用する可能性があります、と明示されている契約も。

 

逆にデメリットももちろんあります。

 

派遣のデメリット

終わりが来る

有期雇用である限り必ず契約終了が訪れます。この時無期雇用への転用や企業から正社員のオファーがない限り、その企業との契約は終了です。

もちろん契約終了の3か月前、最悪でも1か月前には派遣先・元から連絡があるとはいえ、また転職活動か…と思うのは憂鬱ですよね。

正社員ほどの福利厚生はない

手厚く保証されてはいますが、正社員なら存在する福利厚生は多くがありません。

代表的なのは通勤費がほとんどの場合は出ないところでしょうか。

高時給なんだから交通費くらいは賄ってね、という感じです。近場ならいいけれど、少し遠方になると結構つらいですよね。

他にも家庭がある方ならば家族手当や住居手当があったり、財形貯蓄や会社の健康保険組合の保険に正社員なら任意で加入出来たりしますよね。

そういうのも派遣元であれば出来るかも…と、出来ない場合がほとんどです。

失業保険はありますが、退職金もありません。

持ち前のスキルは活かせるが、新しいスキルは覚えづらい

メリットの部分でも触れましたが派遣は基本的に今持っているスキルの中で仕事をすることがほとんどです。

もちろん契約前に披露してなかったスキルがあって、それを活かして…ということはあるんですが、派遣先で新しい知識を覚えることはほとんどありません。

今あるスキルで出来ることを、もちろんアレもコレもやらせてください!という派遣さんもいるとは思いますが、企業側が欲しいのは即戦力ですから…。

 

最近はまったくの初心者でも受け入れてくれる企業もあるのですが、私の経験では企業側はそれでもある程度出来るよね?と期待をしているので、空回りすることもあるかもしれません。

 

結局派遣は良い?良くない?

私は当人の環境次第だなと思います。使い方かなと。

もちろん正社員で働けることが日本の雇用事情からしても真っ当で良い生き方だと思います。

私も正社員の道を諦めすぎている気もしますが…。

正社員では働けない人も日本にはたくさんいます、それでもアルバイトやパートなどよりは福利厚生もお給料も良いのは間違いありません。

スキルがないから…と諦めてしまうよりは派遣に登録してみて、アドバイザーさんと話をしてみるのも良い転職活動にはなるんじゃないでしょうか。

派遣に登録してみるか悩んでいる方の参考になればと思います。

 

 

 

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